教育・子育て

塩尻の大門に通信制高校 4月開校

蘭本校や他のサテライト校と遠隔授業ができるAR教室

 塩尻市大門一番町に4月、通信制高校の「緑誠蘭高校塩尻校」が開校する。学校法人山本学園(愛知県知立市)が木曽郡南木曽町に開校する緑誠蘭高校蘭本校のサテライトキャンパスで、不登校などを理由に全日制に通えない生徒らを幅広く受け入れ、特色あるカリキュラムや柔軟な学校運営で学びをサポートする。市内には現在、公立・私立の3高校があるが通信制高校は唯一となる。

 ウイングロードビル西隣の元塩尻タクシー事務所に開校する。普通教室や職員室、保健室、自習室のほか、ウェブ会議システムで本校や他のサテライト校と遠隔授業ができるAR教室を備える。1年5学期制を導入し、期と期の間には本校で集中講義も実施。製菓、ファッション、情報文化の専門学校を運営する同法人の強みを生かして多彩な科目を展開するほか、南木曽町の伝統文化に触れる信州学も実践する予定だ。
 通信制高校がなく、駅から徒歩圏内に開校できる自治体を探す中で塩尻市を選んだ。サテライト校の開設準備は知立市と岐阜県中津川市でも進んでおり、蘭本校とともに4月に一斉に開校する。
 塩尻校の定員は60人を見込み、通年で入学を受け付ける。長坂雅和・開設準備室長は単位取得に終始せず、個々のライフスタイルに合った登校を促して自信やコミュニケーション力を養っていく考えに触れ「生徒たちが大きく成長し、就職や進学にまでつながる場となるように」と話している。