教育・子育て

明科北認定こども園民営化へ

 公立の保育施設を一部民営化する方針を打ち出している安曇野市は13日、民営化対象としている明科北認定こども園(明科東川手)について、自然保育に特化した園として令和4年度にも民営化する考えを明らかにした。特化型になると、野外活動などの時間が現行の3倍に増える。認定こども園の民営化の第1号となる。

 13日の市議会全員協議会で市が説明した。市は平成30年6月に定めた民営化中長期ビジョンで、明科北を民営化対象4園の一つに位置づけた。園児の保護者や地域住民との合意形成を進め、「市の自然保育のモデル、シンボルとなる園を民間のノウハウを生かして官民共同でつくる」との方向性を決定した。
 令和2年度に民間の保育事業者をプロポーザル方式で公募・選定し、施設管理を除いた保育業務のみ委託する。3年度に市の保育士と民間事業者が1年間、一緒に保育した上で4年度から業務委託を行う。将来的には指定管理者に移行させる方針だ。
 明科北は他の認定こども園と同じく県が推進する「信州やまほいく」(普及型)の認定を受けていて、週に5時間は野外活動や住民交流の「体験活動」に充てられている。特化型に移行すると、その時間が週に15時間に増え、地域の自然や伝統文化を生かした屋外での活動が中心となる。ただ、保育料や保育時間などは基本的に現行のままで、未満児保育も行われる。
 特化型信州やまほいくの認定園は昨年9月現在、市内の認可外2園を含め全部で14園ある。明科地域は他地域と比べて少子高齢化による人口減少のペースが早い。市は明科北での自然保育を対外的にPRし、自然豊かな地域で子育てしたいと望む都市圏の住民に対して移住・定住を促したいとしている。