地域の話題

まちづくりで有志が市民向け意識調査 松本市長選の立候補予定者に結果提供へ

回収したアンケート用紙の束

 松本市政に関心のある20~60代の市民有志5人が1月から2月にかけて、まちづくりの懸案事項について尋ねる市民アンケートを独自に企画・実施した。松本城南・西外堀復元など市政に関する九つの質問項目を設け、市内に在住・勤務する男女約1000人に用紙を配布し、787人から回答を得た。市長選挙(3月15日投開票)を控えていることから、「今後の市政に生かしてほしい」と願い、回答結果を近く各立候補予定者に提供する。

 会社経営者や主婦らでつくる「松本市に関する意識調査 実施有志の会」が行った。「市の行う事業や意見聴取の方法に疑問を感じたことがあった。それらの事業を市民がどう捉えているか(市民の立場から)調べたかった」という。A4サイズ4㌻の質問用紙を作り、協力者を得て新興住宅地も巡り、全域で無作為に市民に配布し、回答を求めた。
 アンケートでは▽土壌汚染が判明して平面整備に方針変更した外堀復元についてどう思うか▽建て替えが決まった市庁舎で平成18~20年度に行われた耐震補強工事をどう思うか▽松本城周辺に「大きな建物」を建てることをどう思うか▽市美術館は観光や文化芸術の発展に貢献しているか―などを聞いた。
 回答結果は、例えば、外堀の平面整備方針に関し、複数回答で「土壌汚染撤去費用をかけても外堀を復元すべき」が285人、「芝生で堀の範囲を示す整備で良い」が209人、「土壌調査を事前にするべきだった」が301人だった。お城周辺に大きな建物を建てることについては「好ましくない」が59%、「必要ならば良い」が36%だった。
 有志の1人である中野哲雄さん(69)=波田=は「別紙で意見を記入してくれた人もいた」と語り、市政に対する関心の高さを感じたという。市長選立候補予定者には「この結果を一つの意見として参考にしてほしい」と願っていた。

連載・特集

もっと見る