政治・経済

朝日村が文化財の情報発信に力

 朝日村教育委員会は本年度、村内にある文化財の情報発信に力を入れている。出土した縄文時代の土器や遺構の立体画像7点や村指定文化財の一覧などをまとめるインターネットのページを設け、ガイドマップも作った。文化財の大切さを知らせることで良好な状態での保存につなげ、村内への来訪促進も図る。

 立体画像は、土器や住居跡を基に作成した。画面上での操作で四方八方から見ることができ、実物の展示では分からない土器の内面や底面の形まで見える。文化財の一覧などは、もともと村サイトにあった情報をまとめて探しやすくした。
 新たに作った「伝説」のコーナーでは、平安時代末期の武将で源氏の木曽義仲の伝説を交え、義仲公園や光輪輪寺薬師堂などを紹介している。武居城跡など「山城」を紹介するコーナーも作った。ガイドマップもほぼ同じ内容でまとめている。
 縄文土器が注目を集め、山城巡りがブームになっていることを踏まえ、村内にもたくさんあるが、村民であっても案外、知られていない文化財を紹介しようと考えた。村外の人が注目しやすい形で情報を出せば、村を訪ねるきっかけになるという考えもある。
 県の地域発元気づくり支援金を活用した。来年度も武居城の整備や一帯の散策、義仲ゆかりの地を巡る事業などを検討している。村教委の担当者は「文化を継承していく意味を考えてもらうきっかけになれば」と期待している。

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