政治・経済

16年の市政運営振り返る 菅谷松本市長が報告会

 3月の任期満了をもって引退を表明している松本市の菅谷昭市長(76)が、4期16年の市政運営を振り返る市政報告会「市民の皆さまに感謝を込めて」が8日、同市中央1のMウイングで開かれた。市民や市の元幹部、市議会議員ら200人余りを前に「つつがなく市政のかじ取りができたのは、長きにわたり市政に理解をいただいた市民のおかげ」と感謝した。

 「健康寿命延伸都市・松本の創造」を都市戦略に掲げた菅谷市長は「医療者の市長としてこれしか能がなかった」と振り返り、超少子高齢型の人口減少社会に的確に対応できる施策を展開してきたとした。希望しても入園できる保育施設がない待機児童が発生していることについては「(ニーズに)追いつかないのは申し訳ないが、手を打っていないわけではなく、解決に取り組んでほしい」と次期市政に託した。
 シンクタンクが発表する都市評価で松本市が高い評価を受けている点にも触れ「大都市を目指すより、住みよい街をつくっていけば(人口の)社会増につながり、同時に自然増もついてくるのではないか。そういうまちになってほしい」と市勢の発展に期待した。
 戦後の歴代市長7人の中で、市長選によらず任期満了での引退を選択したのは菅谷市長が初めて。安原地区の女性(74)は「謙虚な人柄で一生懸命やってくれた。健康、健康と言われて、自分自身も健康を意識して体を動かすようになった」と菅谷市長に感謝していた。

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