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災害時に役立つ知識を学ぶ 山形村赤十字奉仕団がセミナー

風呂敷を使ったリュックサック作りを体験する参加者たち
 山形村赤十字奉仕団は8日、村保健福祉センターいちいの里で、災害に備えた公開セミナーを開いた。奉仕団のメンバーや民生児童委員、村民ら約40人が集い、災害時に役立つ知識や、避難所での高齢者の生活支援法を実践しながら学んだ。
 日本赤十字社県支部の指導員・奥原ます子さんが講師を務め、災害時の防寒対策、衛生面の注意点、被災者と接する際の心遣いといった幅広い知識を紹介した。物資が限られる災害時、身近にあるものを活用する一例として、参加者たちが風呂敷2枚で完成するリュックサック、タオルケットや毛布でできるガウンなどを作った。  床に座ったままの時間が長い避難生活で筋力の低下を防ぐため、高齢者でも体に負担が少ない起き上がり方や立ち上がり方についても学んだ。奥原さんは、東日本大震災や台風19号災害など各地の被災地で支援に携わった経験から「日頃から災害に強い地域、災害に強い自分をつくってほしい」と呼び掛けていた。  以前は奉仕団のみで講座を行っていたが、学んだ知識を地域で実践する機会を増やしたいと、4年ほど前から公開セミナーとして開いている。奉仕団の小林昭五委員長は「大きな地震、豪雨災害が各地で相次ぎ、村内でも防災への関心が高まっている。共に学び、備えを見直していきたい」と話していた。