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麻績・聖高原スキー場の雪不足深刻 今季営業は5日間のみ

雪がなく、地面が見えてしまっているゲレンデ(1月30日)

 麻績村の聖高原スキー場は、暖冬による雪不足の影響が深刻になっている。今季は1月5日にオープンしてから5日間しか営業できておらず、最盛期になっても臨時休業が続いている。1月がほぼ休業状態になったのは昭和44(1969)年にスキー場が開業して以来初めてで、主要な大会や、小学校のスキー教室が中止になるなど影響が広がっている。

 今季は天然雪が特に少なく、1月はまとまった降雪が2回しかなかった。十分な冷え込みがないため、人工降雪機を稼働できる日も数えるほどしかなく、ゲレンデの状態が整わない。1月28日にまとまった雪が降ったものの、雨と日中の暖かさで翌日にはほどんど解けてしまった。現在、ゲレンデは広範囲で地面が露出している。
 指定管理者の聖高原リゾートはゲレンデが整い次第、営業を再開したい考えだが、見通しが立たない。燃料費をかけて人工降雪機を稼働させても、日中の暖かさで解けてしまうため、十分な天然雪を待つしかない状況だ。
 利用客は例年、1月が最も多く、1万5000~7000人が来場するが、今季は200人程度にとどまる。2月2日の「石井スポーツカップ第23回聖高原ジュニアジャイアントスラローム大会」には、県内外の小中学生ら138人が参加予定だったが、初めて中止になった。2月23日には雪上ボート体験や雪遊びが人気の「聖高原スノーフェスティバル」を控えており、雪が少なくても楽しめる企画ができないか検討中だ。
 聖高原スキー場を拠点にするスキークラブの子供たちは近隣のスキー場まで移動し、週末の練習を行っている。和泉清会長は「送迎やリフト券など保護者の出費も増えてしまい、地元のスキー場が使えないのは痛手。クラブに携わって40年になるが、こんなに雪が少ない年はなかった」と嘆く。
 スキー場の営業は例年3月中旬まで。聖高原リゾートの塚原広之課長は「今の状態では、2月もいつ再開できるか分からない。少しでも早く、雪が降ってほしい」と話している。

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