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2020.2.25みすず野

 先週、松本、安曇野、塩尻の3市の新年度当初予算案が発表された。それぞれ市議会での慎重審議を見守りたい。松本市は、来月市長選があるので、いわゆる「骨格予算」だ。新市長による新規事業は6月補正で行い、そのために30億円確保しているという◆中核都市移行に伴って、正規職員増などで人件費を5・3%増の170億5400万円見込む。この5・3%という数字は相当に大きい。60代の市民に聞かれた。「そこまで人件費を増やし、中核都市に移行するメリットは何です? 市民に直接的な恩恵はあるのかな」。答えに窮してしまった◆新市長の肉付けに注目しよう。安曇野市は総額421億8000万円で、前年度比2・5%増。新体育館、新ごみ処理施設の大型建設事業が本格化するため膨らんだ。令和3年度以降はハード事業が一段落し、財政規模は縮小に転じる。となれば、ソフト事業に重点が置かれるだろう◆塩尻市は過去最大の282億円になった。こちらも新体育館建設が押し上げた格好。事業や業務のスリム化に取り組んでいるが、抜本的な改革には至っておらず、将来を見据えた市長の手腕に期待したい。

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