連載・特集

2020.2.21みすず野

 いつもの年なら、雪解けが進むいまごろ目立つようになる。ところが、ことしは雪がなくて、冬の間ずっと目についてきた。塩尻市から松本市にかけての奈良井川の堤防道路沿いのごみだ◆白いレジ袋に入ったものが多い。ペットボトル、空き缶、空き瓶、中には家庭用の大きなごみ袋や雑誌、金属類も。昼間、前を走る車の窓から投げ捨てられるところは見たことがないので、夜間にポイ捨てしたり、空き地に車を止めて車内から持ち出し、置き去りにしたりするのだろう。日本人は基本的にはきれい好きで、街中などは美しいと言われる◆だが、人が見ていないところ、目につきにくいところでは、公衆衛生意識というかモラルは低いのかもしれない。近年、世界的に問題になっているのが、増加の一途をたどる海洋ごみ。レジ袋、ペットボトルといったプラスチックごみが、海面や海中を漂い、海底に積もり、大量に海岸に打ち上げられる◆魚が飲み込み、漁業に深刻な影響を及ぼす。河川から海に流れ出たわけである。むろん日本だけではないが、日々プラスチックごみを出す以上、きちんと廃棄したいもの。一人一人の心がけだ。

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