政治・経済

塩尻市が竹中工務店と協定 森林資源循環で地方創生

 塩尻市と大手ゼネコンの竹中工務店(本社・大阪市)は25日、森林資源の循環を通じて地方創生を図る「森林グランドサイクル」事業の推進に向けた連携協定を締結し、事業概要を正式に発表した。都市部における木造建築の需要を高め、森林資源の積極的な活用と林業再生を促しながら、木材を供給する地方へ人、物、経済を再循環させる官民協同事業で、同様の協定は埼玉県比企郡小川町に次ぎ国内2例目になる。

 具体的には同市片丘で林業再生拠点の整備が進む信州Fパワープロジェクトとの連携を図りながら、市内産材や木材商品の新たな供給体制を確立し、木質バイオマスエネルギーの地産地消にも乗り出す。市内の奈良井宿では竹中の建築ノウハウを生かした歴史的建造物の改修・活用を進め、木材供給地域の活性化やまちづくりにもつなげていく。
 森林グランドサイクルは、高層マンションから商業ビルまで「都市の木造・木質化」を目指す竹中が掲げる循環型社会システムで、両者は2年前から連携を模索してきた。市内で開かれた締結式には佐々木正人社長と小口利幸市長が出席。佐々木社長は「塩尻には森林、里山、昔からの街並みとさまざまな資産がある。地元との連携を深めながら地域の魅力向上に向けて継続的に取り組みたい」と述べた。

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