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塩尻でラグビー精神から人権を考える学習会

ラグビーの精神から人権に通じる考え方を紹介した小澤副会長

 塩尻市の片丘公民館は25日、ラグビーから人権を考える学習会を開いた。住民30人余りが参加して、激しいぶつかり合いの中で信頼や尊敬を育んできたラグビーの精神に触れ、相手を思いやる大切さを学んだ。

 県ラグビーフットボール協会の小澤健副会長が講師を務め、外国出身選手も日本代表になれるラグビーの多様性や競技の特性などを紹介した。ラグビーでは試合中、ヘッドコーチはスタンドにいてプレーの選択権は選手のキャプテンにあり、「選手が一人の人間として認められている。この考えは子供の人権にも通じる」と述べた。
 個々の特性によって役割分担できるポジションがあり、非常に有用感があることや、自己犠牲のプレーによって味方への信頼が育まれるといい、「体をぶつけ合うことで相手の力がわかる。力を出し切って終了を迎えるため、ノーサイドの精神で相手への敬意が生まれる」と説明した。
 「いじめ」という言葉を使うと何がいじめかという定義の問題になってしまうため、「指導するときは『他人に嫌な思いをさせない』『相手が嫌がることをしない』と言っている」と語り、日本人と外国人の考え方の違いも紹介して相手を知ることの大切さを説いていた。

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