政治・経済

区の運営改善点探る 安曇野市区長会が研究集会

 安曇野市区長会は25日、本年度の「地域を考える研究集会」を市役所大会議室で開いた。区の役員ら約200人が参加して関係者のパネル討論を聞き、少子高齢化により多様化する地域課題や、自治組織である区の運営の改善について考えた。

 区長と区長経験者、生きがいづくりに取り組むNPO法人の代表、地域づくりを学ぶ大学生がパネラーとなった。
 本年度たつみ原区(豊科高家)の区長になった伊藤宏子さんは、くじ引きで選ばれたことを紹介し「くじ引きしなくてはならないほど住民の地域への関わりが消極的になっている」と現状を説明した。区長になって地域への思いが強くなったとし「役員の引き受けや支え合いも無理のない範囲ですればいい、という姿勢を広めるにはどうすればいいか模索している」と語った。
 平成28年度に市区長会長を務めた柏原区(穂高柏原)の元区長・熊井深男さんも、人口減少で役員のなり手不足は随所に顕在化していると指摘した。「個々に活動している区内の組織が統合し、取り組みを効率化することで役員の数を少なくできる」と組織体制の見直しを提言した。
 区長会は、総務、福祉などの分野ごとに部を設けて区の活動を体系化する「部制度」の導入を進めている。熊井さんは「83区あるので83通りの進め方があっていい。取り組みの主体を各区に置いて支援してほしい」と区長会に求めていた。

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