政治・経済

松本市長選 4陣営がSNSフル活用で情報発信

 任期満了に伴う3月8日告示、15日投開票の松本市長選挙に立候補を予定する、いずれも無所属新人の臥雲義尚、花村恵子、大月良則、百瀬智之の4氏の各陣営は、インターネット上の交流サービス「SNS」を駆使して情報発信に力を入れている。スマートフォン(スマホ)から手軽に素早く発信でき、幅広い世代に訴える手段として有効活用している。

 拡散性が高く若者も好むツイッターや動画のユーチューブ、中高年の利用が多いフェイスブック(FB)や多世代が使うラインも用いられている。後援会リーフレットなどには情報メディアに誘導する、スマホでの読み取り可能な二次元のQRコードも載せている。
 臥雲氏は主要ツールを網羅し、20~30代の支援者と相談しつつ、FBとツイッターは毎日更新する。ユーチューブ上の字幕を付けた動画を短時間版に再編集し、ツイッターで流すと800回超が再生された。「人物像や政策を可能な限り分かりやすく」と手探りする。
 花村氏はホームページ(HP)を基本に一通り使う。ツイッターでは、その日の活動報告や訪問先の地域の魅力を取り上げる。動画と写真を併用するが、動画の割合が多い。後援会事務所内には映像収録スタジオなどができるスペースも設け、市長選にかける自らの思いも語る。
 大月氏はツイッターで、出馬への思いや街頭演説で感じたことを中心につぶやく。投稿動画を見た人から「県OBで堅苦しい人かと思ったが、そんなことないと分かった」と言われるなど、人柄や雰囲気を伝える効果も感じている。発信数を増やしていきたい考えだ。
 百瀬氏は衆議院議員時代に開設したHPのブログを市長選を意識した内容に変更した。FB活用を再開させつつ、ラインページの活用を検討中だ。立候補予定者では最年少で「同世代の共感を得るためにもIT活用を強みにしたい」と語る。
 「テキストだけだとつらい」との若者の声もあり、各陣営は閲覧を敬遠されないよう映像や音声で届ける工夫も凝らす。報道で伝えきれない情報を補完する場と捉える人もいる。望まれる情報をいつでも得られるよう、有権者との接点作りに努めており、今後さらに情報合戦は過熱しそうだ。