教育・子育て

清水中と県ケ丘高と信州大 連携して新たな学び模索

高校生のポスター発表を真剣な表情で聞く清水中の生徒たち

 松本市の清水中学校と松本県ケ丘高校、信州大学教職支援センターは本年度、中・高・大が連携した新たな学びに取り組んでいる。各校の校長や准教授らが中心になり、立地が近い利点を生かした連携をしようと発案した。生徒と学生がお互いに刺激を受け合って学びを深化させることを期待し、教職を目指す学生にとっても生徒との関わりが経験値となる。学習指導要領などが変わっていく中で、教育機関として新たな学びを模索している。

 県ケ丘高探究科の第1期生である2年生78人が16日に清水中を訪れ、本年度の課題探求の成果を発表した。高校生一人一人が作った発表用のポスターを教室などに張り、清水中の1、2年生約250人が気になったポスターの前で高校生の発表を聞いた。2年生の南梨瑞さん(14)は高校生が課題探求をする姿が刺激になったようで「自分で課題を見つけて取り組む姿勢は受験にも生かしたい」と話していた。
 清水中の山口真一校長、県ケ丘高の杉村修一校長、信大教職支援センターの荒井英治郎准教授が仕事上でつながりがあったことなどから、中・高・大連携を構想した。昨年12月には信大で探究科の発表会を開き、教職支援センターの学生らが質問や助言をするなど、学生と探究科の生徒の交流も行われている。清水中でも信大の学生が授業で学習支援をしているほか、清水中1年生が探究科の発表を手本に職業体験についてのポスター発表をする企画もあり、学生がアドバイザーとなる予定だ。中学から大学までの学習に連続性を持たせることの効果も期待できる。
 清水中の山口校長は「連携を通してどんな化学反応が起こるかわくわくしている。『学都・松本』の文教地区になれれば」と話していた。