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雪不足スキー場苦戦 ゲレンデ一部地面露出

 松本地方は今冬も雪が少ない状況が続いている。平野部だけでなく、標高の高い山間地も降雪量が少ない。スキー場の多くは人工降雪により滑走できるコースを確保して営業しているが、一部で地面が露出しているゲレンデも見られる。気象庁の予報だとまだしばらく"暖冬"は続きそうで、雪不足を解消する恵みの天然雪を待ちわびる。

 長野地方気象台によると、今冬は寒暖を隔てる偏西風が日本付近で北寄りに流れている影響などから、冬型の気圧配置が弱く、寒気が流れ込みにくくなっている。昨冬も松本市沢村の降雪量は12~2月がわずか4センチと記録的少雪だったが、今冬も降雪を観測したのはまだ12月22日(2センチ)と1月5日(1センチ)しかない。
 麻績村の聖高原スキー場(標高約1000~1100メートル)は苦戦している。1月5日に今季の営業を始めたが、17日までに営業できた日数は5日間のみ。天然雪が少ない上に気温が高く人工降雪機の稼働も難しく、日中には解けることもあった。運営する聖高原リゾートの職員は「過去30~40年にないほどの雪の少なさ。とにかく雪が欲しい」と嘆く。
 標高1500メートル以上にゲレンデがある松本市の野麦峠スキー場(奈川)とMt.乗鞍スノーリゾート(安曇)は、例年より約1週間遅れで1月上旬にほぼ全面滑走可能となったが、「12月以降、本格的に積もるほどの雪は2~3回程度。例年より天然雪が全然降らない」と口をそろえる。積雪は17日現在、野麦峠で30~55センチ、乗鞍で50~100センチだ。
 平野部に近い朝日村のあさひプライムスキー場(約920~1100メートル)は1月3日に全面滑走できるようになった。人工降雪によるゲレンデ整備に苦労しつつ「雪が少なくても例年と同じように滑れる」とPRする。
 しかし、気象庁が16日に発表した長野県を含む関東甲信地方の天候の1カ月予報だと、気温が高い可能性が70%で、特に向こう1~2週目を中心にかなり高くなると予想している。22日以降は平年より平均気温が2・3度以上も高くなる見通しだ。

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