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初庚申家内安全願う

心を込めて願い事を筆で書き込む檀家の人たち(真光寺)

 年始めの「庚申」の日に合わせた厄よけの「初庚申」が17日、松本市内の寺院やお堂で始まった。人の行いを体の中で監視している「三戸の虫」が、眠っている間に体から抜け出して天帝に悪行を報告する日とされている。夜遅くまで祈とうが行われ、多くの住民が縁起物のだるまを求め、一年の幸せを願った。

 松本市梓川上野の上野庚申総本山・真光寺では正午から、厄よけの法要が営まれた。
 本堂では7人の僧侶が交代しながら読経を響かせ、訪れた地域住民たちは「家内安全」「交通安全」といった願い事が背に筆入れされただるまを受け取っていた。総代会の萩原愛武会長(77)は「込めた願い事がかない、平穏に過ごせる1年であれば」と話していた。
 本庚申の18日は正午まで、厄よけ祈願の大般若法要を営む。
 大正時代に真光寺から分院された松本市浅間温泉の庚申堂も大勢の参拝者でにぎわった。
 お堂近くや参道周辺には大小さまざまな松本だるまが並び、真光寺の原秀睛住職らが参拝者の希望に応じて「家内安全」などの願い事を筆で書き込んでいった。原住職は「楽しく健康に一年を送ってもらえれば」と話していた。
 本庚申の18日は正午まで縁日が開かれる。

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