政治・経済

冬の松本に外国人誘客 白馬村のスキー客に観光や飲食PR

 松本市内の宿泊施設でつくる松本ホテル旅館協同組合が、冬場に減少する観光客の誘客を図ろうと、北安曇郡白馬村などのスキー場に滞在する外国人客を松本に誘客するプロジェクトを開始した。白馬では外国人客の増加で宿泊施設や飲食店が飽和状態にあるといい、松本と白馬が地域間連携をして情報発信を強化し、スキーと観光の双方を楽しむ滞在のあり方を提案していく。

 プロジェクトの第1弾として、白馬村のスキー場・エイブル白馬五竜で26日に開催される催し「オーストラリアデー」で、外国人客向けに松本をPRする。市や松本観光コンベンション協会などが協力し、山賊焼きの試食、クラフトビールの販売などを行う。市内の宿泊施設も参加し、その場で予約もできるようにする。
 白馬のスキー場に滞在する外国人客は現在、従来多かったオーストラリアに加え、中国の人が増えている。平均的な滞在日数は7~10日だが、スキーやスノーボードを楽しむのは2、3日となっている。スキー場としても誘客のため、スキー以外の観光や体験といったアクティビティを必要としているという。
 松本ホテル旅館協同組合は、滞在期間の中で1~2泊を松本で宿泊し街歩きや飲食などを楽しんでもらう旅のあり方を提案していきたい考えだ。26日の催しで集まった外国人客の声を分析し、より具体的な取り組みにつなげる。小林磨史理事長は、松本―白馬間の公共交通の充実など課題は多いものの、「連携により相互にブランド力を高めたい」と話す。