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昇天の炎に無病息災祈る 木曽郡各地でどんど焼き

 木曽郡内の各地で、小正月の伝統行事・どんど焼きが行われている。松飾りを燃やす炎が空を焦がし、住民たちが1年の無病息災を願っている。どんど焼きに合わせて厄難をはらうユニークな風習が伝わる地域もあった。

 木曽町福島の中畑区では12日、松やナンテンで色合いも鮮やかに飾られたやぐらを住民約30人が囲み、立ち上る炎に1年の無事を祈った。熊澤敏明分館長(51)は「区民の皆さんが無病息災で平穏に暮らせるように」と願っていた。
 新年会を兼ねて開いた。残り火に入れて燗をつけた酒を竹杯で酌み交わし、1年の始まりを祝った。田村春夫さん(75)は「竹の燗酒は悪酔いしない」と笑顔だった。
 木祖村薮原地区では13日、五~七区と九区の住民が合同で立てた高さ4㍍ほどのやぐらを住民100人が囲んだ。火柱に健康を祈り、おきになった火で餅を食べる子供たちの笑顔が広がった。
 厄年の住民が菓子や小銭をまき、地区の人に拾ってもらう「厄落とし」も行われた。木祖小学校6年の小林弘希君(12)と奥原倖太君(12)は「今年は中学生になる。吹奏楽部に入って頑張りたい」と話していた。