政治・経済

県議の百瀬智之氏が松本市長選出馬へ 戦後最多の新人4氏が争う構図に

 任期満了に伴う3月8日告示・15日投開票の松本市長選挙に、松本市東筑摩郡区選出の県議会議員・百瀬智之氏(36)=井川城3=が無所属で出馬する意向を固めたことが、9日分かった。百瀬氏は市民タイムスの取材に対し「令和のまちづくりに挑戦する覚悟を決めた。夢のある政策を積極的に展開していきたい」と語った。近く記者会見を開き正式に表明する。

 百瀬氏が出馬の意向を固めたことにより、今市長選は、戦後の市長選史上最多の4人で争われる見通しとなった。
 百瀬氏は松本深志高校、中央大学法学部を卒業後、上智大学法科大学院を修了し、司法書士事務所勤務などを経験した。「若者が戻ってくる地域をつくりたい」と政治家を志して、平成24年12月の衆議院議員選挙で日本維新の会(当時)から立候補し、比例北陸信越ブロックで当選して国政を1期担った。その後27年4月の県議選で初当選し、31年4月の県議選を経て現在2期目となっている。
 百瀬氏は目指す松本市の姿として「現市政の上に、環境と経済が両立する『環境先進都市』」を掲げる。主要政策として中心市街地活性化のほか、交通渋滞解消や歩いて楽しめるまちづくりを推進するため、市長選を通じてトラム(次世代型路面電車システム)の導入を訴えていく。
 市長選への出馬を巡っては、自身の後援会から7日に要請を受けていた。昨年12月まで出馬は全く考えておらず、論戦に期待していたという。そうした中で「(立候補予定の3人から)目新しい理念や政策が出てこず、支持拡大の方法も地元の名士や声の大きな人を周りに固める旧来のものだった。これらを憂い、一般感覚をもった多くの市民とともに新しい松本をつくりたいと思い立ち上がる決意をした」と語る。
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 市長選には、いずれも無所属新人で元NHK解説委員の臥雲義尚氏(56)=中央3、元テレビ朝日記者の花村恵子氏(52)=沢村2、元県健康福祉部長の大月良則氏(59)=波田=の3人が名乗りを上げている。4期目の現職・菅谷昭氏(76)=蟻ケ崎5=は今期での引退を表明している。

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