政治・経済

安曇野市人口微減 9万7494人に

 安曇野市の1月1日現在の人口は9万7494人で、前年同日比306人減となった。少子高齢化で人口は減り続ける一方、世帯数は世帯分離などを背景に、4万戸に達する勢いで伸びている。子育てや移住定住の支援で人口減少のペースを抑えると同時に、市街地に人口を誘導するコンパクトシティー化や公共交通の充実、空き家の利活用など、持続可能でバランスの取れたまちづくりに取り組む必要性が増している。

 市の人口は平成24年から減少し続けている。1日時点の0~14歳は1万1737人(前年同日比150人減)、生産年齢人口に当たる15~64歳は5万5665人(同393人減)、65歳以上は3万92人(同237人増)で高齢化の傾向をたどる。死亡数が出生数を472人(速報値)上回った。世帯数は3万9959戸(同267戸増)と、4万戸に近づく。
 旧5町村別にみると、人口が増えたのは穂高のみで、豊科と明科の減り幅は140人前後と大きい。明科は平均年齢が52・65歳と5地区で最も高い上、世帯数が昨年1年間で唯一減っており、少子高齢化の進行が目立つ。
 転入、転出数の差を示す「社会増減」は昨年1年間で135人(速報値)の増となり、市内の自然豊かな住環境を好む移住者は比較的多い。宮澤宗弘市長は「空き家の利活用は移住・定住促進の有効な手段の一つだ」と重視し、来年度から所管の窓口を一本化するなど取り組みを強化する考えを示している。
 市は、人口減少抑制の政策パッケージとして第2期まち・ひと・しごと創生総合戦略(令和2~6年度)を年度内に策定し、雇用創出や移住定住促進、出産・子育て支援などに引き続き取り組む方針だ。

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