連載・特集

2020.1.23みすず野

 独り暮らしの小学校時代の同級生が、地区内に2人いる。結婚しないで60代を迎え、両親は亡くなってしまった。独り暮らしの70~80代の高齢者となると、隣近所だけで2軒、3軒ある。連れ合いを先に亡くし、子どもたちは遠くに住んでいる◆独り暮らしは今後急増する。自宅で誰にもみとられないまま死亡し、しばらくして発見される「孤独死」は、全国で年間3万人を超える。これ、全くもってひとごとではない。独り暮らしの人を地域でサポートし、見守るさまざまな方策を打ち立てたい。ライフライン業者との連携がそうである◆孤独死以前に、いまは人と人のつながりが希薄化し、あえてつながりを持とうとしない社会と言える。家族を築いた人は家族でまとまる一方、未婚者、単身者の中には孤独に苛まれている人も多い。単身者に限らず「友人が一人もいない」「頼れる人が誰もいない」という人の声を聞く◆キーワードは「つながり」「連携」であり、その再構築だと思う。新聞に連携や交流の文字が出ない日はないではないか。面倒でも現役時代から、家族以外の誰かとつながりを持ち、友人や仲間をつくっておきたい。