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車と衝突大糸線一時運休 けが人なし沿線の高校臨時休校も

 18日午前5時14分ころ、安曇野市三郷明盛のJR大糸線一日市場駅と中萱駅の間にある梓豊科線踏切近くで、線路内に進入した乗用車と下り回送列車が衝突した。けが人はいなかった。この事故で線路脇の信号設備が壊れ、JR東日本は松本―信濃大町の運転を始発から上下線とも約7時間にわたって見合わせた。午後0時9分に運転を再開したが、沿線の高校が休校になるなどの影響があった。

 現場は同踏切から松本駅方面に約100メートル入った地点。安曇野署は、県道を豊科方面から松本市方面に向かっていた山梨県の男性医師(37)が運転する乗用車が誤って同踏切から線路内に進入したとみて、原因を調べている。医師は衝突時、車外に出ていて無事だった。列車の運転士にもけがはなかった。
 現場では午前9時ころ、JRの作業員が折れて倒れた鉄骨入りの柱のそばで、鋼鉄製とみられる構造物を撤去していた。線路の両側には住宅が立ち並んでおり、近くの高橋秀次さん(83)は「4時半から起きていたが、事故の音には気が付かなかった。6時半ころ外に出たら家の前に電車が止まっていた」と驚いた様子だった。
 この事故で区間運休を含め上下25本が運休し、午後も大幅に本数を減らして運行した。約3800人に影響が出た。
 沿線の高校では豊科が終日、大町岳陽が午前中、南安曇農業が午後からそれぞれ休校とした。穂高商業や池田工業は登校できなかった生徒を公休扱いにした。運転が再開された午後0時半ころ、南豊科駅では10人ほどの南農の生徒が電車を待っていた。大町市から通う2年生の栗林梨奈さん(17)は「朝は母に送ってもらった。始業には間に合ったけれど、クラスに10人くらいしかいなかった」と話していた。
 JR東日本長野支社によると、信号設備の復旧のめどが立ったため、19日は始発から通常通りに運転する。