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箱根駅伝シード権に照準 松本出身、筑波大の相馬崇史選手

 来年1月2日と3日に行われる第96回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)に、松本市出身で筑波大学の相馬崇史選手(3年)が出場する。10月の予選会で26年ぶり63回目となる本戦への出場権を勝ち取った筑波大で、主力として活躍する。本戦では山登り区間の往路5区を希望しており「シード権獲得に貢献したい」と意気込みを見せる。

 筑波大は予選会(上位10校が本戦出場)で43校中6位に食い込み、相馬選手はその原動力となった。本戦出場が決まった瞬間は「すごくうれしかった。冬場に故障して春先は調子がよくなかったが、持てる力を最大限に出せた」と振り返る。
 相馬選手は過去2大会は、本戦への出場権が得られなかった大学の中から優秀な選手が選抜される「関東学生連合チーム」のメンバーとしてエントリーされた。しかし1年生のときは大会5日前に右足首のけがで欠場、2年生で初めて出場を果たして5区を走った。関東学生連合はオープン参加に位置付けられるため、タイムは参考記録になるが、相馬選手は連合チームを除く出場22チーム中で13位相当の粘りの走りを見せた。
 松本市の信大付属松本中学校出身で、佐久長聖高校に進んだ。中学3年生のときには全国都道府県対抗駅伝に出場して優勝に貢献した。高校時代は3年生のときに主将として出場した全国高校駅伝競走大会の6区で区間2位と快走し、準優勝を果たすなど駅伝の実績は豊富だ。
 筑波大は前身の東京高等師範学校時代に第1回大会で優勝するなど過去62回出場の古豪だが、ここ四半世紀は箱根駅伝から遠ざかっていた。平成23年に「筑波大学箱根駅伝復活プロジェクト」が始まり、相馬選手は「力になれれば」と進学を決意した。念願の本戦出場を決め、その上でシード権獲得に照準を合わせる。「箱根駅伝で仲間とたすきをつなげる。苦しい練習を乗り越えてきたので楽しみ」と心を躍らせる。
 箱根のコースを走った経験者として、チーム内でも頼もしい存在だ。「どうやって本番にピークを持っていくかとか、練習面や生活面の話をしている」。身長は160センチと小柄だが、得意の上りでどこまで力を発揮できるか。「経験を生かし、前回以上の結果を残したい。シード権獲得に貢献できる走りをしたい」と力を込める。

 箱根駅伝にエントリーされた松本・木曽地方関係の選手では他に、総合2連覇を狙う東海大学の松崎咲人(1年)=広陵中-佐久長聖高出=が入った。大会にはオープン参加の関東学生連合を含む21チームが出場する。10区間の各エントリー選手は29日に決まる。

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