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山雅新監督に布啓一郎氏

 サッカー松本山雅FCの運営会社は12日、来季の新監督に今季までJ3群馬を率いた布啓一郎氏(58)が就任すると発表した。山雅で8年間監督を務めた反町康治氏(55)の後任となる。布氏は今季のJ3リーグ戦で2位に入り群馬を3年ぶりにJ2へと導いており、その手腕が買われての就任となったとみられる。布氏の就任会見が近く行われる見通しだ。

 布氏は千葉県出身で日本体育大学を卒業後、昭和59年に千葉県船橋市の市立船橋高校のサッカー部監督に就任。インターハイや高校サッカー選手権など高校年代の大会で9度優勝するなど強豪校にした。平成15年にU―16日本代表の監督となり、日本サッカーの発展に貢献。21年にはU―19日本代表の監督も務めた。27年にJ2岡山のコーチとなり、30年にJ3群馬の監督に就いた。
 群馬での1年目はJ2昇格圏の2位と勝ち点5差の5位で昇格を逃したが、2年目の今季はリーグ序盤戦は黒星が多く低迷したものの、6月の4連勝や、7連勝を含む12戦無敗を記録して上位争いを繰り広げ、最終盤に3連勝しJ2昇格をつかみ取った。今季、群馬はリーグ最多の59得点を記録した。
 松本山雅の神田文之社長は「反町監督の築いた土台に上積みできる人選をする」としており、反町氏が磨いた守備戦術に布氏による攻撃戦術の上積みが期待される。