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松川米の日本酒ラオスに 村が海外販路を開拓

 松川村は、村産酒米で造られた日本酒の海外販路をラオスに開拓し9日、初荷の出発式を醸造元の大雪渓酒造(池田町)で開いた。村の魅力を発信し、海外からの来村者の増加や、村内の酒米増産のきっかけにする考えだ。

 輸出するのは村産酒米・美山錦を100%使って同酒造が醸造した、大吟醸や純米吟醸など4種類の720ミリリットルと300ミリリットル計1900本。式に合わせて蔵前に輸出用の酒が並べられ、平林明人村長や同酒造の薄井智哥子社長らが立ち合った。平林村長は「村として初めての日本酒の輸出が実現し、大変うれしい」とあいさつした。
 村海外販路等推進協議会が、村産リンゴの輸出に続き、日本酒がアジア圏で富裕層に好評なことから、村産酒米の日本酒でも輸出を模索していた。同協議会アドバイザーで、NPO法人ラオス国薪炭林造成協会の副理事長を務める石井敏秋さん(77)=北細野=が現地事情に詳しいことから、対象をラオスに絞り準備を進め、現地の代理店と同酒造との契約に道筋が付いた。石井さんは「ラオスの人は祭りが好きで酒を飲む機会が多い。村の日本酒のおいしさをぜひ知ってほしい」と期待する。
 村産酒米の日本酒は、現地のレストランやワイン販売店で提供される見通しだ。村は来年2月、現地で開かれる日本食を紹介する催事「ジャパンフェスティバル」に参加し、直接PRすることも計画している。担当する村経済課海外販路推進係の倉科宏光係長は「単発で終わらないように取引を継続させたい」と話している。

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