政治・経済

御嶽二ノ池「不感地帯」解消

 御嶽山(長野・岐阜県境)山頂部の二ノ池周辺(木曽町)で携帯電話がつながらない「不感地帯」の解消を図るため、山頂部にある山小屋・二ノ池山荘に携帯電話の基地局施設が設置される見通しとなった。山小屋が営業する夏山期間中、発電機を動かして基地局を稼働させる。早ければ来年の夏山シーズン中に運用を開始する。

 木曽町が9日開会した町議会12月定例会に、施設の設置・管理に関する費用分担などを定めた条例制定案を提出し、可決された。
 二ノ池山荘の隣に、ディーゼル発電機2基を納める格納庫を建てる。高さ3・2㍍、広さ約16・2平方㍍で、壁面に携帯大手3社のアンテナを6基(入力・出力用)設置する。町は格納庫の日々の運用と管理を担い、携帯事業者が発電機の燃料費(空輸費含む)とアンテナの保守管理を担う見込みだ。
 事業費の総額は約1億円を見込み、国が3分の2、県が9分の1を負担する。残る9分の2を町と携帯事業者が分担する。
 平成26年9月の噴火災害時には、二ノ池周辺のくぼ地にいる登山者は携帯電話が使えなかった。二ノ池周辺で携帯電話が使えるようになれば、緊急時の防災速報などの情報を登山者らが受信できるようになる。
 平成29年度、携帯事業者と町の関係者で不感地帯の現地調査を行い、基地局の電源供給方法などの検討を重ねてきた。

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