政治・経済

塩尻の自然博物館の移転先 白紙に

 塩尻市は9日、塩尻総合文化センター(大門七番町)への移転を検討していた市立自然博物館(塩尻町)について、移転先を一度白紙に戻すことを明らかにした。同館がある小坂田公園の再整備計画に伴い、令和3年度をめどに現在地を立ち退く想定だったが、スケジュールを精査する中でさらに2~3年、計画を先送りできることが分かった。時間に余裕が生まれた分「さまざまな可能性を柔軟に検討したい」としている。

 市議会12月定例会一般質問で、小澤彰一氏(共産党)の質問に赤津光晴市民交流センター・生涯学習部長が答えた。移転先の第一候補として市は市議会9月定例会で文化センター3階を挙げていたが、赤津部長は「白紙に戻し、慎重に計画する必要があると判断した」と述べた。
 市都市計画課によると、小坂田公園の再整備事業は令和6年度末までを工期とし、7年度の全面供用開始を想定する。当初は着工予定の令和3年春までに自然博物館を移転する必要があると考えられたが「6年度までのどこかで移転できれば支障はないとの見込みに至った」(同課)。
 新たな候補地として市民らでつくる博物館協力会からは自然環境が豊かなエリアを望む声もあるという。市は▽既存施設への移転▽新築▽他施設との統合─など幅広い選択肢を視野に「より良い博物館の在り方を研究・検討していきたい」としている。

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