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ボードゲーム人気上昇 若者中心に交流会

 盤を囲み、駒やさいころ、カードを使って遊ぶ「ボードゲーム」の人気が中信地区でも高まっている。複数人が向かい合って一緒に遊ぶ面白さが再認識されている。家族や友達同士でするイメージだったが、最近は行政やイベント団体、サークルなどがボードゲームを楽しむ機会を設けており、主に若者たちが交流する場となっている。思考力が養われ、子供の知育にも役立つと注目されている。

 松本市芳野の市青少年ホーム(複合施設なんなんひろば内)は昨年8月、月1回の交流会「ボードゲームカフェ」を始めた。20~30代を中心に20人ほど集まる日もある。国内外の最新ゲームを持ち寄っており、今月1日にはフランス生まれの「ダイスフォージ」を楽しんでいた。さいころ自体を改造し、より強力なさいころに作り上げていくゲームで、男女4人で和気あいあいと興じていた。
 11月のカフェではカードを使った「インサイダー・ゲーム」で盛り上がっていた。出題された答えを質問しながら推理する。プレーをする人の中には答えを知っていて、正解へ誘導する役が紛れ込んでおり、最後にそれが誰かも当てる。終了後には「さっきの質問わざとらしかった」と笑いが起こった。ボランティアスタッフ鈴木健斗さん(32)は「対戦型のほか全員で協力してクリアを目指すゲームもある。ゲームを通じて、初めて会った人とも打ち解けやすい」と魅力を語る。
 安曇野市豊科南穂高の書店・平安堂あづみ野店でも毎週月曜日の夜、ボードゲームの体験交流会を行っている。こちらは幼児から高齢者まで幅広い参加がある。交互にスポンジのくぼみに磁石をくっつかないように置いていく「侍石」のように、比較的シンプルなゲームも人気だ。「四角い」「穴がある」といった共通の属性を持つ駒が四つ一列に並ぶと勝者になる「クアルト」も好評だ。店次長の豊田大介さん(44)は「ボードゲームは若者がブームを作っているという雰囲気があるが、子供が論理的思考や社会性を学ぶツールとしても見直されている」と話している。

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