政治・経済

塩尻の待機児童 新たに15人

 塩尻市は5日、希望しても入園できる保育施設がない「待機児童」が、10月1日現在15人いることを明らかにした。希望する保育園が空くまで待つ「潜在的待機児童」も16人いる。市では昨年10月に初めて待機児童20人が出た後、今年4月にはいったんゼロになっていたが、再び確認された。

 市議会12月定例会の代表質問で、市民派連合の古畑秀夫氏の質問に大野田一雄こども教育部長が答えた。
 こども課によると、待機児童の内訳は0歳が8人、2歳が6人、3歳が1人。潜在的待機児童は1歳が8人、2歳が6人、3歳が2人となっている。人口の多い地区で入園希望者が増えたことが要因とみられる。
 市内では来年4月に、いずれも定員19人の3歳未満児に特化した民間小規模保育施設が広丘高出と広丘吉田に開設される。ほかによしだ幼稚園が認定こども園となり、4月から未満児12人を預けられるようになる。市も来年度に広丘西保育園を改修して未満児保育室(定員9人)を新設し、令和3年4月に開所する予定だ。
 ただ、未満児保育は0~1歳児1人に対して3人の保育士が必要で、人材確保が大きな課題になっている。市は給与面の待遇改善や業務改善に取り組んでいるほか、本年度から人材派遣会社にも紹介を依頼している。例年9月に実施していた保育士の採用試験を6月に前倒し、前年より8人多い32人が受験したが、花岡昇こども課長は「どの自治体も同じようなことを始めている。人材獲得競争は厳しさを増している」と話している。

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