地域の話題

松糸道路の安曇野市区間 県が4ルート案提示

 地域高規格道路・松本糸魚川連絡道路(松糸道路)のうち安曇野市内を通る区間の計画について、事業主体の県は1日、四つのルート案を市民説明会で提示した。過去に示した三川合流部を横断する「Aルート」、合流部を明科側に迂回する「Bルート」とほぼ同じ2案に、重柳交差点から御宝田までの現道を活用した2案を新たに加えた。今後、交通や生活、防災など6分野にわたる評価項目を設定し、ルート案を比較して絞り込む考えだ。

 検討するのは、高瀬川右岸道路の安曇橋付近から長野道に接続するまでの範囲で、2ルートは主に犀川の左岸側、残り2ルートは右岸側を通る。
 県が新たに示した2案の一つは安曇野インター(IC)を起点とし、長野道の側道(県道)、重柳~御宝田の市道を活用する。側道は2車線から4車線に拡幅し、重柳交差点を立体交差して市道と並行する高架橋を建設する。御宝田からは、狐島集落を通過する道路を新設し、高瀬川右岸道路につなぐ。
 残りの3ルートは犀川右岸側に安曇野北IC(仮称)を新設し、起点とする案だ。新たに示した「Cルート」は、安曇野北ICからすぐに犀川を渡り重柳交差点へと直進する道路を新設し、重柳から先は「安曇野IC起点ルート」と同じ現道活用とする。
 A、Bの両ルートはともに安曇野北ICから犀川右岸の堤防沿いを走るルートだ。御宝田のわさび田地帯の手前でAルートは西へ、Bルートは東へわさび田を迂回する。
 ルートには、観光客や地元住民らが利用する「乗り入れ口」を数カ所設ける予定で、安曇橋や御宝田わさび田の付近、重柳交差点などを候補に挙げている。県安曇野建設事務所は4ルート案を「平等に扱っている」とし、どれが優位か判断していない。交通の円滑化や経済効果、環境への影響などから比較検討して判断する考えだ。
 来年2月2日に次回説明会を開く。

連載・特集

もっと見る