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戦没者に献花 不戦誓う 安曇野で追悼式、平和のつどい

 安曇野市は30日、戦没者の霊を悼み不戦の誓いを新たにする「戦没者追悼式並びに平和と人権のつどい」を豊科公民館ホールで開いた。戦没者の遺族や市内の小中学生ら約400人が出席し、祭壇への献花や平和学習の発表、人権作文の朗読などを通じて、命や平和の大切さについてあらためて思いをはせた。

 戦没者追悼式では、市遺族会の千國温会長が「戦後生まれの世代が人口の8割を超えたと伝えられている。国民の太平洋戦争の記憶は風化しつつある」と懸念を述べた。戦争で家族を失った自身の経験も話し「国と国民はどうあるべきか、国民的議論を尽くして新しい未来を開くべきだ」と力を込めた。
 「平和と人権のつどい」では、穂高東中学校の生徒によるシンガー・ソングライター中島みゆきさんの「糸」の合唱、今年の広島平和記念式典に派遣された中学生の発表のほか、基調講演もあった。会場では平和に関する学習成果や絵画、書道の展示も行われ、多くの人がじっくりと見入っていた。