連載・特集

2019.12.5みすず野

 ことしも残り1カ月を切り、年賀欠礼はがきがぽつり、ぽつり届けられる。「ご親族を亡くされていたのか」「そう言えば、ご葬儀に参列させていただいた」と思う。平成から令和に変わった本年を振り返るにはまだ早いが、台風19号による災害が大きなニュースだった◆千曲川流域などの被災者は、自らを鼓舞して生きるほかない現実と向き合い、前を向いて歳末を乗り越えようとしているのではないか。それにしても月日の過ぎるのは早い。年齢とともに悲しい出来事は増え、命ははかないと実感する。一日一日を大切に生きたい◆年賀はがきをどうしよう、という季節にもなった。どうしようと感じるのは、ことしいただいた年賀状で、2人の方が「これをもって、賀状を終わりにさせてください」と記してきていたからだ。年賀状はもらってうれしいものだが、形だけの、年賀状交換だけの人もおり、出すのがおっくうとの気持ちを多くの人が持っている◆若者たちは、スマホの一斉送信で済ませているようだし、年配者もその傾向が強まっている。だからこそ、心のこもった賀状を、という人はむろんいて、皆さんはどちらを。

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