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美ケ原温泉水を商品化 ボトル入り本格販売へ

 松本市里山辺の美ケ原温泉旅館協同組合(中野博文理事長)は、美ケ原温泉に湧く源泉の一つ「湯の原源泉」の温泉水をボトルに詰めたミネラルウオーターを「美ケ原温泉水」として商品化した。美ケ原温泉は、『日本書紀』に「束間の温湯」と記されるなど1300年もの歴史があり、温泉水を通じて信州有数の古湯のブランドをあらためてPRし、温泉街の盛り上げにつなげたい考えだ。今月下旬から本格的に販売する。

 湯の原源泉の4源泉のうち、昭和33年に掘削して地下約180メートルからくみ上げた第3源泉の温泉水を松本地方の工場でボトル詰めした。弱アルカリ性単純泉(pH値8・5)で、軟水のためお茶やコーヒーをいれたり、ご飯を炊いたりするのにも向き、宿泊客に提供している旅館もあるという。
 ペットボトルのラベルには、地元湯の原町会の住民に親しまれている、須々岐水神社の例大祭で着る法被に染められた青地にしめ縄のデザインを施すなど、地元らしさを大切にしている。
 温泉水を商品化する構想は数年前から組合内で持ち上がっていた。市の「温泉地魅力創出事業補助金」を受け、若手組合員を中心にプロジェクトチーム(リーダー=金井圭常務理事)をつくり、約1年をかけて商品化にこぎ着けた。中野理事長は「この温泉水が美ケ原温泉の知名度をさらに高め、温泉街を活性化させる原動力になれば」と期待する。
 1本500ミリリットル入り税込み150円で、美ケ原温泉内の各旅館・ホテルで販売する。組合でまとめ買いや宅配の相談も受け付ける。
 問い合わせは組合事務局(電話0263・33・2353)へ。

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