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温かい食事で台風被災地を応援 生坂村農業公社が長野で炊き出し

被災者にすいとんを振る舞うかあさん家のメンバーら(村農業公社提供)
 10月の台風19号による千曲川の堤防決壊で住宅の浸水被害などを受けた人たちに元気を届けようと、生坂村農業公社は18日、避難所になっている長野市の豊野西小学校で炊き出しボランティアを行った。公社が運営するかあさん家の女性メンバーが手作りした梅おこわとまんじゅう、持参した大鍋で煮込んだすいとんなどを被災者へ振る舞い、1日も早い復旧や、生活再建を願った。
 長野市によると、豊野西小の体育館では現在も約170人が避難生活を送っている。  炊き出しは昼食に合わせて行い、避難者のほか各地から集まったボランティアにも食事を提供した。農業公社の加工施設では、かあさん家のメンバー約20人が早朝から準備に取り掛かり、まんじゅう約800個、梅おこわ約350パックを手作りした。すいとんは、小学校のグラウンドで午前10時ころから仕込み、持ち寄った村産の野菜やみそを入れ、約500食を用意した。  避難所では、被災者のさまざまな声を聞き、現在も住宅や農地に流れ込んだ泥の片付けや、生活の立て直しに向けた手続きに追われる現状などを尋ねた。かあさん家の寺島史枝さん(63)=日岐=は、大変な状況にあっても、炊き出しの温かい食事に感謝する被災者と接し、「被災地を見て、浸水被害の大きさに驚いた。少しでも、皆さんが元気になるお手伝ができたらいい」と話していた。  公社からは、就農研修生や、職員有志が10月から長野市内での災害ボランティアにも参加しており、今後も支援を続けていく予定だ。

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