教育・子育て

上松町が子育て支援を拡充 各種補助金で保護者の負担軽減

 上松町の子育て支援施策が昨年度から本年度にかけて大幅に充実した。平成29年度から出生数が大きく減少する中、保護者の金銭的な負担を軽減する施策を中心に充実させ、数少ない子供を大事に育てられる環境を一層整えた。1家族でも多く移住してもらい、町で子育てしてもらおうと各種サービスを手厚くした。
 昨年度新設した「チャイルドシート購入費助成」制度は、6歳までの子供1人につき1回、購入費を上限1万円で補助する。保護者に好評で、昨年度は15件利用された。  子供の学習意欲を伸ばし、保護者の金銭的な負担を減らすために中学生を対象に始めた英語・漢字・数学各検定の受検料を全額負担する制度も人気だ。昨年度は一人につき1教科1回限りで延べ114件の利用があった。合格後、より上位の級に挑戦してほしいと本年度は制限を撤廃した。  移住促進を図る施策もある。「ウェルカム祝い金」制度で、町に転入した中学生以下の子供の数に応じて町商工会加盟店で使える商品券を贈る内容で、昨年度は4件の移住家族に贈った。  町によると、ここ10年は年間出生数20~30人を推移していたが、29年度は過去最低の15人で、前年度に比べて半減した。30年度は18人だった。加えて、転出が転入を上回る年も続いていて、少子化・過疎化はなかなか食い止められていない。  森山文子教育次長は「町の子供がどんどん少なくなる中、一人でも多く町で育ててもらいたい。今後は町外への発信を強化していければ」と話している。

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