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関東や東北の視覚障害者22人 塩尻の旅を満喫

盲導犬と共にリンゴ狩りを楽しむ参加者

 塩尻市観光協会と一般社団法人盲導犬総合支援センター(横浜市)が企画した、視覚障害者が盲導犬と共に塩尻を体験する旅「しおじり遊び」が13日、1泊2日の日程で始まった。関東や東北地方から視覚障害者22人と盲導犬21頭が訪れ、付き添いのボランティアを含め52人がリンゴ狩りなどを楽しんだ。

 参加者はJR塩尻駅に集合した後、バス3台で宗賀の土田園を訪れた。土田孝信社長から説明を受けて盲導犬と共に畑に入ると、ボランティアに導いてもらって色づいた実をもぎ取った。取りたてを食べながら会話が弾む間も、盲導犬はおとなしく寄り添っていた。山形県から盲導犬のハルモと共に訪れた伊澤恵さん(50)は「これまでで最長の旅。リンゴをもぐのも初めて」と喜んでいた。リンゴ狩りの後は近くの林農園のワイナリーも見学した。
 宿泊施設は貸し切りで、2日目は市民交流センター・えんぱーくでのリンゴのジャム作りや、信州塩尻農業公園チロルの森でのそば打ちも行い、触れて味わって楽しめる内容になっている。
 盲導犬総合支援センター理事の住友亮一さん(47)は「これだけ多くの盲導犬とユーザーが旅をする企画はなかった。盲導犬への理解を広めてもらう機会になる」と感謝し、市観光協会の小嶋正則専務理事は「ボランティアを育成して今後もこうしたツアーを実施していきたい」と話していた。

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