地域の話題

上松でエゴマ試験栽培 作業効率化と収量アップへ

 上松町地域おこし協力隊特産部が、作業の効率化と収量アップにつなげられるようエゴマの試験栽培に取り組んでいる。地域で長年行われている栽培方法と、さまざまな面で条件を変えたやり方を体感や数値で比べてみることで増産に向いている方法を洗い出し、結果を住民に還元して共有したい考えだ。

 栽培2年目となる今年は、焼笹区の遊休農地5㌃に実験区を設けて栽培した。直立植え・寝かせ植えといった植え方、施肥の有無、摘心の有無といった条件を組み合わせながら9種のサンプルを採取し、作業対効果の大きい大量生産に向いた方法を探っている。
 ほかにも除草回数や範囲を変えてみたり、ほかの農作物の収穫期と分散させるため通常より早く収穫したりもした。手で刈り取る農家の負担軽減を図るため、住民の協力を得てコンバインでの収穫も試した。
 13日、地元住民から借りた最中区のビニールハウス内で、隊員の山田百合香さん(36)と高橋彩希衣さん(34)が脱穀作業をした。今後、収量や実の大きさのほか食味、油の含有量などを調べデータ化する予定だ。
 山田さんは「数値に基づいた客観的な栽培ができるよう、説得力のあるデータが得られたらいい」と話し、高橋さんは「大変、面倒くさいといった栽培で煙たがられている壁を取っ払い、作り手の負担軽減につながれば」と話している。
 隊員のエゴマ栽培は昨年度始まった。ふるさと納税の返礼品でえごま油などエゴマの加工品が人気で増産が望まれている中、遊休農地の活用と、赤沢自然休養林へ続く道沿いでの観光客向けのPRを目的に、住民の協力を得て取り組んでいる。

連載・特集

もっと見る