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台風被災地に絵本贈ろう 16、17日三郷で野菜販売

 台風19号災害で被災した千曲市の保育園に絵本や紙芝居を贈ろうと、安曇野市と松本市の農家14軒でつくる「信州ゆめクジラ農園」(三吉雅子代表)が16日と17日に安曇野市三郷温のハマフラワーパーク安曇野商店街内の青果店・やおはちで、資金づくりのための販売会を開く。同農園が飲食店向けに生産しているヨーロッパ野菜などを多数並べる予定で、多くの人に活動を知ってもらい、支援の輪を広げたいと張り切って準備している。

 同農園メンバーで、元保育士の小松康則さん(36)=堀金三田=が災害直後から個人で始めた絵本を贈る活動に、三吉代表や、小松さんと以前から知り合いだったやおはち店主の桑原誠さん(40)が賛同した。泥まみれになった絵本をテレビで目にした小松さんは「居ても立ってもいられない」思いに駆られたが、収穫の最盛期とあって駆け付けるわけにいかなかった。
 農家として何ができるかと考え、SNSで呼び掛けて絵本を寄せてもらう取り組みを始めた。これまでに20冊以上が寄せられているといい、自身の野菜の売り上げで購入した絵本と合わせて全部を保育士時代の先輩がいる千曲市に贈る。
 三吉代表が取引先の飲食店などに協力を呼び掛けたところ、店内に募金箱を設置するなど多くが快く応じてくれた。販売会当日は、朝取りのカーボロネロ(黒キャベツ)やトレビス、バターナッツカボチャなどの珍しい野菜を含めて20種類以上を並べる予定で、三吉代表は「普段手に入りにくい野菜もある。力を合わせてできる限りの支援をしたい」と話す。小松さんは「子供からお年寄りまで誰でも参加できる取り組み。ぜひみんなで来てほしい」と来店を呼び掛けている。
 販売会は午前10時~午後4時。小松さんは個人としての支援も続けており、新品か新品同様の本を対象に郵送を受け付けている。問い合わせは小松さん(電話090・7016・9538、電子メールy-komatsu@yumekujira.jp)へ。

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