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外国人住民の支援充実へ 安曇野で講座スタート

 外国人住民の自立支援活動をしている安曇野市の市民団体・あづみの国際化ネットワーク(AIN、丸山美枝代表)は10日、「日本語交流員」の養成講座(全6回)を始めた。外国人との共生社会を目指すボランティアの仲間を増やしたいと初めて開講し、高校生や主婦、高齢者ら初心者21人が参加した。

 同日は豊科交流学習センター・きぼうで第1回の講座が開かれた。講師の一人、文化庁国語科の専門職・北村祐人さんは、親切心のあまり日本文化を外国人に押しつけてしまう事例があるとし「相手の母国の文化を大切にしながら『一緒に日本語を勉強しよう』という姿勢が大事」と心構えを説いた。
 松本国際高校2年の庭屋あおいさん(17)=堀金烏川=は「校内に外国人の生徒がいる。日本語交流員の活動を通して、そうした身近な人たちを支えたい」と話していた。
 市内在住の外国人は近年増加する一方、AINの会員は高齢化し負担が重くなっている。異文化理解や外国人住民が直面する言葉の壁など多文化共生の基礎知識を講座で学んだ後、市内各地の日本語教室での指導やAINの活動に協力してもらう考えだ。丸山代表はあいさつで、入管難民法改正による外国人労働者の受け入れ拡大に触れ「外国人労働者も地方では生活者で、言葉や地域住民とのコミュニケーションは大きな課題。多文化共生は奥が深く興味深い活動だ」と述べ、活躍に期待した。

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