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在宅ワークに子育てママ熱視線 ITスキル講座が人気

先輩受講者の話を聞く受講希望者

 企業などからの受注業務を、パソコンなどを使って自宅で行う「在宅ワーク」の関心が、子育て中の母親らに高い状況が続いている。松本市が業者に委託し、平成28年度に始めたIT(情報技術)のスキルアップ講座には定員を超える申し込みがあり、7日に行われた同講座の事前説明会にも定員の約2倍の30人が集まった。関係者は、在宅ワークに仕事を依頼しやすい環境がさらに整うことを期待する。

 講座運営はウェブサイト制作などを手掛けるクラウドット(松本市大手1)が受託し、21日から毎週木曜日の全14回、「ホームページ制作」「デザイン」の2コースで実施される。受講は無料だ。市勤労者福祉センターで開かれた7日の説明会には「先輩受講者(ワーカー)」も出席し、育児と仕事の両立の仕方などをアドバイスした。
 1~5歳の3人を育てている市内の女性(32)は「受講に不安はあるが、説明を聞いてやる気が出た。得たスキルを在宅ワークに生かし、就職などその後のステップにも生かせれば」と話していた。
 クラウドットの中山拓郎代表によると、同社の在宅ワーカー登録者は80人余りで、今も増え続けている。収入は半数近くが月3万円未満だといい、ネット上などで自ら仕事を取る積極性も求められる。
 中山代表は、働き方改革や人手不足が言われる中、「特に地方で、在宅ワーカーを活用する仕組みが必要になってくる」と話す。受講希望者には、子育てで生じがちなキャリアの「断絶」を、子育てが一段落するまで「在宅ワークをブリッジ(橋)として活用し、キャリアアップにつなげてほしい」とエールを送る。