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山雅J1残留へ正念場 15位鳥栖と10日に対戦

 サッカーJ1松本山雅FCがJ1残留に向けて正念場を迎えている。勝ち点30でJ2自動降格圏にいる17位山雅は、10日にアウェーで15位サガン鳥栖と対戦する。鳥栖との勝ち点差はわずか2で、山雅が勝てば自動降格圏を脱出でき、9日に行われる16位湘南ベルマーレの試合結果によっては残留ラインの15位に浮上できる。逆に、敗れれば勝ち点差が一気に広がるために、絶対に落とせない一戦だ。今季リーグ戦も残り4試合となり、J1残留の"境界突破"を果たすためにはまず鳥栖に勝ちたい。

 J1残留争いは、9位ガンバ大阪から最下位の18位ジュビロ磐田まで10チームで繰り広げられている。うち勝ち点36の11位浦和レッズはACL決勝を戦う関係で他チームより試合消化が2試合多い。このため山雅が仮に負け続けてもJ2自動降格が決定するのは11月30日の第33節が最短となる。
 山雅は9月29日の第27節FC東京戦から4戦無敗で勝ち点を上積みし、自力でのJ1残留の芽を復活させた。残り試合は、10日のアウェー鳥栖戦、23日のホーム横浜F・マリノス戦、30日のアウェーG大阪戦、12月7日のホーム湘南戦で、鳥栖、G大阪、湘南戦が残留を争う相手との直接対決となる。
 山雅がJ1を初めて戦った平成27年シーズンは残り4戦の段階で16位だった。そのシーズンは下位3チームがJ2に自動降格する規定で、山雅は残り4戦で15位新潟に敗れ、その後も下位に沈んでいた鳥栖、神戸に敗れ、最終戦を前にJ2降格が決まった。27年も山雅でプレーしたMF岩上は「(新潟、鳥栖との)直接対決で負けたのは今も覚えている」と振り返り、当時の反省を踏まえて「気負いすぎないメンタルが大事になる」と語る。
 鳥栖戦は悲願のJ1残留へ敵地ながら大一番となる。鳥栖は今季6得点で攻撃の軸となっているスペイン人MFクエンカが出場停止だ。反町康治監督は「攻撃の時間を作れる選手がいないのはプラス」と見る。「今までも毎試合、決勝のつもりだった。気負う必要はない」と言い、これまで通りの戦い方を貫くつもりだ。