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長野道で逆走 車4台事故2人重軽傷

 松本市笹賀の長野道下り線・塩尻北インターチェンジ(IC)│松本IC間で1日朝、逆走した軽乗用車が追い越し車線で乗用車に衝突するなど、車4台が絡む事故が発生した。死者はなかったものの、2人が重軽傷で病院に運ばれた。県内の高速道路ではここ数年、「逆走」に関する通報が年間10件以上、県警に寄せられている。逆走は重大事故につながりかねないことから、県警高速隊は道路標識の確認の徹底などを呼び掛けている。

 1日午前6時ころ、須坂市の無職・菅原継兒さん(66)の軽乗用車が、長野道下り線を塩尻北IC方面に向けて逆走した。軽乗用車は大阪府の会社員の男性(54)が運転する乗用車と衝突したほか、下り線を走行していた上伊那郡箕輪町の会社員男性(35)が運転する中型トラックと東京都の会社員男性(30)のオートバイが巻き込まれ、トラックは横転、オートバイは転倒した。オートバイの男性が両側の肩甲骨を折る大けがで、中型トラックの男性も頸椎捻挫などの軽いけがをした。菅原さんにけがはなかった。同区間は現場検証などのため約4時間40分、全面通行止めになった。
 現場は片側2車線で、事故当時、濃い霧が発生していた。県警高速隊が逆走車両の進入経路や事故の状況を詳しく調べている。
 高速隊によると、県内の高速道路で逆走車両を見たという通報は、平成28年に36件、29年に18件、30年に16件あった。今回の事故を起こした軽乗用車が逆走した原因はまだ分かっていないが、過去の逆走の事例では、ICやサービスエリア、パーキングエリアからの合流地点で走行方向を勘違いしてしまうケースなどが多かったという。ドライバーが認知症を患っていたこともあった。
 高速隊は「道路標識を確認し、万全の体調で落ち着いて運転してほしい」と呼び掛けている。