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松大生台風被災地で奮闘 ボランティア活動息長く

 松本大学(松本市新村)の学生が、台風19号の記録的な大雨に伴う千曲川の氾濫で甚大な被害を受けた長野市で、ボランティア活動を続けている。休日に比べて被災地に入るボランティアが少ない平日を中心に活動し、浸水被害に遭った住宅の泥かきやがれきの撤去に奮闘している。被災地の復旧・復興には相当な時間がかかるとみられる中、息の長い活動を展開していく。

 総合経営学部の木村晴壽教授らが先導し、千曲川の堤防が決壊した現場近くを中心に、17日からこれまでに計4日間活動した。学内の地域づくり考房「ゆめ」にボランティアの募集窓口を置き、今後は毎週木・金曜日に活動する。学生をバスで被災地に送り込み、多い日には80人規模の派遣を想定する。
 ボランティア活動に参加した一人で、防災士の資格を持つ観光ホスピタリティ学科3年の外山皓大さんは、灯油が入ったままのタンクを4人がかりで運んだり、家の周囲の泥をかき出したりした。想像を絶する被害を目の当たりにして言葉を失ったといい「ボランティアにまた行きたいというより、行かなくてはならないと思った」と、今後も活動に何回か参加する予定だ。
 防災教育に力を入れる松本大は平成23年の東日本大震災でも、がれきの撤去や学習支援などのボランティア活動を長期間続けた。防災士養成講座を開き、県内の防災士でつくる県地域防災推進協議会の事務局も務めている。推進協の幹事を務める木村教授は「学生と協議会メンバーとの合同チームも編成し、大人数で活動したい」と話している。

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