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迫力の古式砲術演武 お城に火縄銃のごう音

 松本市の国宝松本城本丸庭園で20日、火縄銃の撃ち方を披露する「古式砲術演武」が行われた。松本城鉄砲隊(西堀恒司隊長)と愛知、静岡両県の鉄砲隊が勇壮な所作で銃を扱い、国宝の天守にごう音をとどろかせた。

 松本城鉄砲隊は15人が出演し、号令に合わせて立ったまま一列になったり、三段階の姿勢で並んだりと、さまざまな構え方で実演した。集まった観光客や市民は迫力ある音と煙に歓声を上げながら見入り、通常の3倍ほどの火薬を使った「大筒」ではひときわ大きな音に圧倒されていた。各隊の披露に続き、約40人が一斉に空砲を放つ3隊合同の演武もあった。
 砲術演武は火縄銃による戦を想定して築かれた松本城の歴史を伝えることなどを目的に開かれ、31回目となった。西堀隊長は「松本城のいわれを知り、往時を思ってもらえれば」と願っていた。