政治・経済

台風被災地復旧へ安曇野が支援

 台風19号の被災地支援の動きが安曇野市内でも広がってきた。市や市社会福祉協議会が北信各市からの支援要請を受けて職員の派遣に動き出したほか、市は備蓄品の段ボールベッド150基を提供した。少しでも被災者のためにと、生徒会が義援金募集を計画する中学校も出てきている。

市は18日、家屋の被害認定調査と罹災証明書発行を行う職員2人を千曲市に派遣した。19日には災害ごみを大型トラックで集めて集積所に運ぶ職員9人を飯山市に、21日には避難所運営を支援する職員4人を長野市に派遣する。日々交代しながら一定期間支援を継続し、派遣人数は延べ約150人になる見通しだ。
 18日に市役所で行われた出発式で、宮澤宗弘市長は派遣職員を前に「大変悲惨な目に遭っている人がたくさんいる。被災地の皆さんの期待に応えられる働きをしてほしい」と激励した。飯山市に派遣される下水道課長の石川三郎さん(58)は「市の代表として責任を持って、被災者の一助になれるように尽力してまいります」と決意を述べた。
 市社協も20日から約1カ月間、飯山市に職員を派遣し、災害ボランティアセンターの運営を手伝う。第1陣として派遣される社協穂高支所の竹内紀子さん(52)は「お互いさまの精神でできるだけの協力をしたい。災害対応の勉強のためにもなると思う」と話した。
 義援金の募集活動は学校にも広がっている。豊科南中学校や堀金中学校では生徒会役員が来週、朝の昇降口に立って募金を呼びかける。市商工会は、11月に穂高神社周辺一帯で開かれる「信州安曇野新そばと食の感謝祭・農林業まつり」の会場で、被災地のリンゴを販売する支援を計画している。