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台風被害あずさ再開月末以降に

  東日本各地に甚大な被害をもたらした台風19号による記録的な大雨の影響は、連休明けの15日も交通や物流など各方面で続き、松本・木曽地方の関係機関・団体や企業も対応に追われた。一方、千曲川氾濫で広範囲に浸水した長野市などの被災者を支援する住民の動きも本格的に始まった。

 台風19号の影響で松本と東京を結ぶ主要ルートが依然として断たれている。JR中央東線の特急あずさは、山梨県内の線路への土砂流入などにより15日も終日運休した。復旧には時間がかかり、JR東日本長野支社はあずさの運転再開について「10月末以降」としている。中央道も神奈川県内の土砂崩れで一部区間の不通が続き、中日本高速道路によると、復旧まで1週間ほどかかる見込みという。
 中央東線の不通区間は大月(山梨県大月市)―高尾(東京都八王子市)で、JR東日本は15日、「全面運転再開のための復旧作業は10月末ころまでかかる見込み」と発表した。
 中央道は大月インターチェンジ―八王子ジャンクション間で上下線とも通行止めとなっている。この影響でアルピコ交通の高速バスの松本―新宿線は15日に全便運休した。16日も全便運休する。17日は早朝便まで運休が決まっている。都内と上高地を結ぶ「さわやか信州号」も17日まで運休し、長野・松本―東京ディズニーランド・成田空港線は16、17日、一部運行する(15日午後6時現在)。
 松本市と上田市を結ぶ国道254号の三才山トンネル有料道路は、上田側の道路陥没のため通行止めだが、16日午後4時に復旧見通しだ。県上田建設事務所によると、陥没箇所の南側に迂回路を通すという。
 線路が冠水した北陸新幹線は、長野―上越妙高間で運転を見合わせ、特別ダイヤで東京―長野間と上越妙高―金沢間で折り返し運転を行っている。松本駅では15日、東京への迂回ルートとして長野経由を改札横のモニターで紹介していた。