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東京との往来、不通続く 台風被害で交通網寸断

JR中央西線・贄川~木曽平沢間で倒木の撤去を行う作業員(13日午後0時18分)
 台風19号は13日、関東・東北地方を縦断して太平洋に抜け、記録的な大雨により松本市や安曇野市などに出されていた「大雨特別警報」は同日未明に解除された。松本・木曽地方で大きな被害やけが人はなかったが、JR中央東線は山梨県内の線路に土砂が流入し、中央道は神奈川県内で土砂が崩れ、松本と東京を結ぶ大動脈が断たれた。13日午後6時現在、中央東線、中央道とも復旧の見通しは立っていない。 
 松本と新宿を結ぶ特急あずさは13日、終日運休した。中央道は一部区間で上下線が通行止めとなり、アルピコ交通の高速バス・新宿線は全便運休した。14日もあずさ、高速バスとも全便運休する。  JR中央西線では塩尻市の贄川―木曽平沢間で倒木があり、特急しなのは始発から終日運転を取りやめた。松本市と上田市を結ぶ国道254号の三才山トンネル有料道路は土砂崩れで通行止めとなり、13日午後6時現在、復旧の見込みは立っていない。長野道は全線で通行止めが解除された。  気象庁によると、13日午前0時10分までの24時間降水量は麻績村の聖高原で観測史上最大の242・0ミリを記録した。松本市今井では12日午後6時50分に20・1メートルの最大瞬間風速を観測した。  各地で河川の水位が上昇し、土砂災害の恐れもあり避難所が開設された。松本市、安曇野市、塩尻市、東筑摩郡、池田町、松川村で計約830人が避難し、不安な一夜を過ごしたが、13日午後までに全員が帰宅した。  松本市や筑北村、麻績村では土砂崩れなどがあり、各地で停電も起きた。筑北村と麻績村ではそれぞれ3戸が床下浸水した。