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名人称号 加地さん獲得 そば打ちの腕前21人競う

 第13回信州そば打ち名人戦(信州・松本そば祭り実行委員会主催)が13日、松本市Mウイングで開かれた。台風19号の接近によりそば祭りは中止となったものの、県内外から集まった腕自慢21人が出場して技を競い、加地豪さん(57)=北海道=が最高位の「名人」(農林水産大臣賞)の称号を獲得した。

 県内で育成された品種「信州ひすいそば」を使い、そば粉900グラム、つなぎ粉100グラムの「九一そば」を打った。予選を勝ち抜いた上位10人が決勝に進み、こね、のし、切りの技術のほか、打ったそばの食味、整理整頓の状況も加味して順位を決めた。閉会式で実行委員長の新保力・市民タイムス社長は「そば打ちを通じて地域や人の輪が広がることを期待したい。来年も開催する。ぜひ挑戦してほしい」と話した。
 加地さんはそば打ち歴25年で、名人位に初挑戦して栄冠に輝いた。普段は北海道中部の新得町の愛好家団体でそば打ちやその指導をしている。「うれしい。信州ひすいそばは、コクがあって素晴らしいそばだと感じた。松本ともつながりができたので、来年のそば祭りはお手伝いしたい」と笑顔を見せていた。
 準名人(県知事賞)には古田陽子さん(42)=松本市今井、特別賞(松本市長賞)には松浦美佐子さん(55)=福井市、信州ひすいそば賞には中條善弘さん(68)=千曲市=が選ばれた。