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台風 松本に大雨特別警報 交通ストップ 自主避難も

 大型で非常に強い台風19号は12日午後7時前、静岡県の伊豆半島に上陸し、関東地方を北上した。県内には夕方から夜間にかけて接近し、松本・木曽地方も大雨となり松本市や麻績村、筑北村を含む県内各地に、平成25年の運用開始以来初めて「大雨特別警報(浸水害)」(警戒レベル5相当)が発表された。鉄道の運休や旅客機の欠航など公共交通がほぼストップしたほか、高速道路や国道・県道も各地で通行止めになった。女鳥羽川など河川も水位が上昇し、各地に自主避難所が設けられ、住民は不安な一夜を過ごした。

 気象庁によると、台風19号の午後5時現在の中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大瞬間風速は60メートルで、中心の南東側330キロ以内と北西側260キロ以内を風速25メートル以上の暴風圏に巻き込んでいる。県内ほぼ全域で朝から順次、大雨、洪水、暴風などの警報が出された。
 午後7時すぎの各地の24時間降水量は、麻績村聖高原で観測史上最高の217・5ミリを記録したほか、木曽町福島で129・5ミリ、松本市沢村で121・5ミリとなるなど各地で100ミリ以上を観測した。沢村は午後3時44分までの1時間雨量が16・0ミリとやや強い雨が降った。同市今井(県営松本空港)では午後4時57分に19・5メートルの最大瞬間風速を観測した。松本市には午後6時すぎに大雨特別警報が出され、市は市役所で「対策本部員会議」を開いた。
 中部電力によると、台風の接近に伴い、松本市の四賀地区や安曇・奈川地区、安曇野市、筑北村、上松町、南木曽町などで停電が相次いだ。一部地域では午後7時現在も停電が続いている。
 大雨に伴う事前規制で、長野道の安曇野~更埴間の上下線や国道19号(木祖村)、158号(安房峠)、各地の県道などが順次、全面通行止めとなった。