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日本ハイコム大忙し ノーベル賞・吉野彰さんの著書印刷

 リチウムイオン電池を開発した旭化成名誉フェロー・吉野彰さん(71)のノーベル化学賞受賞を受けて、吉野さんの著書を印刷する塩尻市北小野の印刷会社・日本ハイコムに仕事が舞い込んでいる。リチウムイオン電池の開発秘話を記した著書の1万部増刷が決定したといい、休日返上で対応することとなった同社はうれしい悲鳴を上げている。

 増刷されるのは、吉野さんが新規技術開発を成功させるまでの経験談をまとめた『リチウムイオン電池が未来を拓く 発明者・吉野彰が語る開発秘話』。版元のシーエムシー出版(東京都)から受注し、平成28年の初版を日本ハイコムが印刷した。
 専門性が高い書籍ということもあり初版は1000部の発行だったが、9日の受賞を受けて翌10日に、1万部の追加発注が日本ハイコムにあった。月内の製本を前提に12日に休日返上で印刷することになったという。
 著書には新技術を世界に発信するための助言があふれる。日本ハイコムの田辺修三常務は「吉野さんの仕事にこのような形で関わることができて光栄。本がより大勢の手元に届くように」と喜んでいる。

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